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ホームページ訪問 第3回


森田柊山(孝昭)さん(14B)

都山流柊山会主宰

http://morita-shuuzan.sakura.ne.jp/hyousi/hyousi.html

演奏活動を中心に、会員への連絡やお知らせ、
演奏の一部も聴ける、ホームページ。

森田柊山(孝昭・14B)さんは、尺八の二大流派の一つ、都山会の重鎮。流派の理事、検定員を努め、併せて自身の会を主宰、全国各地で演奏会を開催。古典から現代作品、さらには新曲創作、CDの発行、各種著作など幅広いレパートリーで活躍中です。現代音楽家や海外演奏家とのジョイントコンサート、海外にも知られた幅広く活躍している尺八演奏家です。

URLはhttp://morita-shuuzan.sakura.ne.jp/hyousi/hyousi.html

はじめはお弟子さんのHPに同居

Q ホームページはいつ開設されたんですか?

森田 正式には2003年からですが、その前にしばらく私の弟子のホームページに同居していました(笑い)。

Q といいますと?

森田 私の弟子でパソコンの好きなものがおりまして、彼が自分用のホームページを作ったんですが、材料が少なくて寂しいと(笑い)、私のプロフィールを載せてたんです。ついでに作ってくれたのが始まりでした(笑い)。1999年でした。

Q 今やホームページはものすごい量 ですが、当時はまだ珍しかったんじゃないですか?

森田 そうですね。私もその弟子のおかげで(笑い)、そういうものがあることを初めて知ったんです。その頃は、インターネットとかホームページを見る層は限られてましたから、尺八に関心ある層とはリンクしないと思っていました。 でも、そのうちに、入門希望者などのアクセス数も増えてきましてね。2003年に、それまで弟子のホームページに同居していたものを独立させたってわけです(笑い)。それも別 の弟子でパソコン好きなのがいたもので(笑い)、彼に全部頼んで作ってもらいました。

Q その後のメンテナンスは?

森田 それも全て弟子まかせ(笑い)です。リタイアして、器用にやってくれる弟子なんですよ(笑い)。

Q あれ、リタイアしたお弟子さん、といいますと年齢は森田さんより上?

森田 ええ、そうなんですよ(笑い)。だいたい今いる弟子の半分くらいは私より歳は上です。

Q 女性の方は多いんですか?

森田 ええ、多いですよ。昔、女性は珍しかったんですが、今はもう、プロでやっている人も含め女性は珍しくはないですね。女性では若い人が多いですよ。私が尺八を始めた高校生の頃は、尺八は、おじいさんがやるものというイメージが強かったんですが(笑い)、今の若い人はそういう先入観がない。尺八自体を知らないから、尺八も南米の民族楽器も、ただ知らない楽器、だから逆に「音色」に興味を持つ人は、男女関係なく、すっとこの世界に入ってきますね。 大学のクラブなんかでも、むしろ女性の部員の方が多い大学もあります。また若手のプロ、プロ志望者もふえています。

Q 若い人のアクセスが多いんでしょうね。ページ数も多いし、凝ってるところもありますね。

森田 ハハハ、そのリタイアした人が、新しい生きがいにしちゃって(笑い)、色々やってくれるんですよ(笑い)。

パソコンから尺八の音が…!?

Q 全部おまかせじゃないんでしょう?

森田 ええ、そうですね。ベースになる概略の感じは私が出しますが、弟子の発表会のスライドショーなどは、彼のアイデアです。

Q トップページを開くと尺八の音が聞こえますが、あれなんかも?

森田 ええ、「音を出したい」というので、長いと重さの関係もあるので、だいたい何秒くらい、という条件で私の作品集 CDから選びました。

Q 音を入れるようになったのは、いつごろからですか?

森田 最初の、独立する前の弟子のホームページに同居している頃から、トップページを開くと尺八の音が聞こえるようにしていました。

Q 1999年の頃からですか!

森田 その頃は音が出るのは珍しいので、笑い話もありましたね。

Q といいますと…

森田 弟子の会の事務連絡をホームページに載せていたんですが、当時はほとんどの人が会社のパソコンで見てるんで、パソコンで開くと尺八の音が流れる(笑い)、周りの人がどうしたどうしたって(笑い)、私用ってのがばれちゃって(笑い)。

Q 先端技術のパソコンと古典楽器のゆったりした音色、オフィスの状況が想像できますね。

森田 弟子の勉強会とか演奏会の事務連絡も、昔はいちいちハガキや手紙で送っていましたが、今では90%以上はホームページとメールで済ませています。今、郵便のことが話題になっていますが、明らかに事務連絡で出す郵便の量 は激減ですね。安い、早いもありますが、ホントに便利ですからね。

Q 更新も頻繁にやってらっしゃいますね。

森田 最近は演奏家でホームページを持たない人が少ないくらいで、そういうのを開けると、「演奏会の案内」というのがありますが、もうとっくに終わった演奏会が予告のまま、いつまでも出ているというのは、みっともないですから、更新は頻繁にしています。

きっかけは中学生の頃の「なんだこれ?」

Q ホームページから離れますが、尺八を始められたきっかけはなんですか?

森田 思いっきり若い時代になりますが(笑い)、中学生の頃ブラスバンドをやっていてクラリネットを吹いてました。高校入学のちょっと前に親戚 の家に遊びに行った時、尺八が物置に転がっていたんです。それをもらって帰り、丸一日眺めたり触ったりしていたんですが、そのうち音が出るようになり、面 白くなったんです。

Q 尺八との出会いは偶然だったんですね。

森田 そうですね。音が出る原理はフルートなどと同じですから、なんとか音は出るようになりましたが、音の高さが正確には分からない。学校へ持って行ってピアノを叩いて、あ、これはレの音か、ファの音だ…って自分なりに理解しました。1年くらい自己流で遊んでいたのですが、「誰かに習わないと、ちゃんと分からない」と思い、当時の職業別 電話帳の邦楽の項目で探したんですが、誰が何を教えているのか分からない。そこに尺八と楽譜のお店の広告があって、学校の帰りにそこへ行って「習いたい」っていったら、「都山流ですか、琴古流ですか」って聞かれたんだけど、分からない。都山流の名簿を見せてもらった時、放送で時々聞いていた演奏家の名前が、学校までの定期の区間内にあったので、いきなり学校の帰りに学生服のまま訊ねて行って、「僕、習いたいんですが」って入門しちゃった(笑い)。

Q それが高校2年生の時?

森田 そうです。それからです、本格的な尺八修業は。

クラリネット吹いてて「首振り」

Q 何か想い出話はないですか?

森田 高校時代は、尺八を習いながら、時々クラリネットも吹いていました。クラブは弓道部だったのですが、辛夷祭で音楽部がオペラをやった時、伴奏の楽器が足りないって駆り出されたんですが、クラリネットを吹きながら尺八の「首振り」をやっちゃった。隣りでフルートを吹いてた友人に「おい。首振ってるぞ」って(笑い)。

Q 思わず出てしまったんですね。

森田 「首振り3年」と言いますが尺八は首を振ってビブラートをつけます。それを習い始めた頃で、面 白くてクラリネットでもつい出ちゃった(笑い)。 その「首振りクラリネット」の翌年が、バリケードの中での辛夷祭でした。僕ら14期生は学園紛争の真っ只中で、機動隊導入があったり、また、卒業式もありませんでした。

Q ある先輩から聞いたんですが、8月に亡くなられた川田先生が、「総会に何人、14期生が参加してくれるか、同窓会がうまく行くか否かのバロメーターだね」とおっしゃっていたそうです。「何人参加してくれるか、それが楽しみでもある」とも…。

森田 そうですか…。クラス会はやっていますが、担任以外の先生方とお目にかかる機会はありませんね。

Q 時とともに想い出となって、青春を振り返り、語り合えるといいですね。

森田 年齢からいけば充分、その域にあるんじゃないですか(笑い)。

Q 本日はありがとうございました。ホームページ、これからも覗かせていただきます。

演奏アルバムホームページより

・箏と合奏
・横浜美術館で
・ベルギーの教会で
・ニューヨークでの演奏会